結婚を控えたある日、金沢佐那子は仕事上の付き合いで男2人・女2人の4人組で飲みに行った。佐那子を含めて皆同じ会社の同僚で、既婚は男1人、婚約中は女1人(佐那子)、あとの2人は未婚である。
赤提灯のさがった店の4人席で、仕事での打ち合わせなど何の変哲もない時間が過ぎ、酒も進んだ頃、既婚男の雰囲気が怪しくなってきた。要するに、悪酔いし始めたのである。
未婚女「金沢さん、結婚おめでとう^^」
佐那子「ありがとう^^」
未婚男「気立てのいい美人は早めに売れていくなぁ。ウチの課のお局女史(*40代前半未婚OL。同僚曰く「美人でもないし、性格はきつい」)を誰か引き取ってくれないかなあ」
未婚女「私も結婚したいなぁ。いくら仕事ができても、女の幸せは結局は結婚よねぇ」
既婚男「そう、確かに結婚すれば女の勝ちさ。俺なんか、結婚したばっかりに不幸のどん底さ。…金沢さん、君は処女か?」
佐那子「それはセクハラですよ…まぁそのとおりですけどね^^;」
既婚男「は〜処女嫁とは、金沢女史の旦那さんになる男が心底羨ましいわ!今の性風俗の乱れた時代に、処女の嫁を貰えるとは!俺のカミさんは残飯やで…」
未婚男「ちょっとちょっとFさん、やばいですよ」
既婚男「金沢女史、君は確かO大法学部卒だったよな?残飯を理由に離婚できるかい?どこかのお偉い弁護士が、0か1かの問題だから残飯を理由に離婚できると言っていたと思ったんやけど」
佐那子「男が処女厨で『処女ではないと分かっていたら結婚しなかった』というケースに限られると思います。Fさんの場合は違うのでは?今の奥さんと大恋愛の末に結婚したのは、社内なら誰でも知ってますよ」
未婚女「そうそう、確か彼氏までいたのに略奪したんだよねぇ〜」
佐那子「毎年正月にFさんから届く年賀状は奥さんと子供さんの写真ですしね。今年秋に3人目が生まれる予定でしたっけ?」
未婚女「絵に書いたようなマイホームパパじゃん」
既婚男「結婚するなら処女がいいのは普遍の真実や。残飯と結婚するのはそれだけで妥協やで。結婚生活はカミさんと二人三脚というが、俺の場合はカミさんの隣に元彼が走っていて三人四脚や・・・」
未婚女「気色悪い…奥さんは元彼と一緒に走っているなんて思ってないと思うよ。女にとって元彼は過去の人または黒歴史。男にとっては違うの?」
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ある雰囲気の悪い飲み会
Written on 12月 1, 2011 at 5:53 PM, by admin